糖質制限実践記と研究

糖質制限の実践記と調べたことなどを紹介、そして糖質制限を通じて「生きる力」も身に付けていきたいぜ!という人のためのブログ

【実践記】15日目から21日目 気付いたこと色々

糖質制限をはじめて3週間目が終わったが、今週は色々自分なりの発見がありました。

体重推移は64.0キロから63.5くらいです。

ここ3週間で2.5キロくらいは減りました。私の場合は、揚げ物も普通に食べてますし、調味料なども過度には気を遣っておりませんので、その割には減っているかなと思います。今週に至っては、糖質を食べる日が2日程あり、体重の増加やその他の体の不調などを心配していましたが、現段階ではそれほどの悪い変化は出ていません。

ただ、2週間目には体重が変動してなかったので(厳密にはしていたけれど週の初めと終わりでは体重が同じだった)さすがに食事量と食事回数が多すぎたということもあり、3週目では、前日の最後の食事から最低でも12時間は空けるようにしてました。

半日くらいは何も食べてない状態が大事かなと思います。

 

今週の大きな発見としましては、糖質を2日ほど食べた日があると前述しましたが、

そのうち一日は、結構落ち込んでいた時に思わず糖質に手を出してしまったという感じでした。普段においては、糖質に対して中毒的に欲しがることは今はあまりないのですが、一時的なものであったとしても、落ち込んだりかなり疲れ気味だったりすると、なぜか糖質が欲しくなりました。おそらく、その時は低血糖になっていて糖質を欲しがっていたのでしょう。糖質を沢山とると、血糖値が乱高下し、低血糖になると糖が欲しくなってまた大量摂取してしまうというスパイラルになってしまうので、これが多くの人が糖質から抜けられないカラクリなのかなと思います。

私の場合は、その時は好きなだけ糖質を摂ることを許可しましたが、それでもある程度食べると自然とストップがかかったので結果的には少量の摂取ですみました。

あと、もう一つ気付いたのは、糖質を欲している状態の時というのは、同時に

「タンパク質を受け付けづらい、もしくは受け付けない」状態であったということです。つまり本当に大事な栄養素よりも、糖質を欲しがったということです。

おそらく糖質過多気味の方たちは慢性的にこの状態に陥ってるのではないでしょうか?

僕自身も思えば、幼いころは(今は22歳)炭水化物ばっかりが食事で出されていたのですが、そのころはステーキなどの大き目の肉が嫌いでした。

逆に今では、ステーキはかなり好きです。でも今も昔も共通してるのは、炭水化物と肉などを同時に沢山食べるのはかなりきついということです。

それが今回の現象と結びつきました。

糖質制限を始めたばかりの人の中には、肉を全然食べられないという方も少なくはないとは思いますが、それはある意味当たり前であったということです。

「炭水化物を沢山食べている人には、肉などのタンパク質が重く感じられ、逆にタンパク質を良くとる人は、炭水化物がすごく重く感じる」というのは、経験上からも結構有力だなという具合です。

次の週は、体重の変動ももちろん気にしますが、それ以外の体調の変化などをメインにみていきたいなと思います!

グルメをやめれば糖質制限はうまくいきやすい

この日本では、美味しくて安価なグルメがたくさんありますよね。

食べるのが好きな人からすれば天国な場所だとは思うんですが、糖質制限をしようと考えたときには、グルメ好きというのはデメリットになる可能性があるというお話をしていきたいと思います。

 

街やテレビや雑誌、あるいはネット上の有名人などのブログなどで私たちはその気にならなくても毎日のように「グルメ」についての広告や写真などを目にしますよね。

もちろん彼らは、それを食べてほしいかしら広告なり、美味しそうに写ってる写真なりを世に出してるわけで、当然プロのマーケターなどが巧みに色んなことを仕掛けております。そんな状況で浴びるようにグルメ情報を目や耳から入れている私たちは気を抜けばすぐに気付かないうちにそれらに魅了されてしまいます。(もちろんグルメだけではなくあらゆる広告はそうなのかもしれませんがw)

 

生きている中で誰しも優先順位というものがあるとは思います。「仕事」「恋愛」「グルメ」「趣味」など色々なカテゴリーがありますが、その中で「グルメ」が余裕のトップに位置していて、「美味しいものを食べることが最大の生きがいだ!」と言う方を無理に止めるつもりはありませんがw、もしそうでないならば、自分の中で「グルメ」の存在を人生のどのくらいの位置に置くべきか?というのを考えてみるとよろしいのではないかと思います。

もちろん現代文明に生きている以上、聖人君主のような人でない限り、美味しいものは誰だって好きだと思います。それ自体は決して悪いことではないです。(タイトルと矛盾してる感ありますがw)問題は、グルメが一番の生きがいって人以外は、グルメをどのくらいの優先順位に置くのかが大事だってことです。美味しいものは食べてる間は幸せですが、多くの場合はその後は特に印象に残ってないでしょう。一瞬で終わってしまう幸せも時には大事ですが、やはり適切な使い方が大事でしょう。

 

もし、「よくわからないけどグルメにたくさんお金をかけている」「一応グルメはすきなつもりだけど最近はいうほど満足感を感じてないかもなー」などと感じているなら

、一つの手段としてではありますが糖質制限がおススメです。

理由としましては、糖質には依存性があり、かつ世に溢れる美味しそうなグルメには

糖質のものが多くを占めているからです。つまり、糖質制限をするとはほとんどグルメをやめるということとイコールになります。(もちろん糖質以外のグルメもたくさんありますが)ですので、糖質制限によって惰性でやっているグルメをやめるきっかけにもなりえるし、グルメをやめれば糖質制限も苦になりづらくなるといういいスパイラルが起こってきます。しかも、惰性でやっていたことをやめることで新たに何かやりたいことが見えてくるかもしれません。「グルメである」ということと「糖質過多な食生活」といのは密接に結びついています。なので、グルメをやめてみることも糖質制限がうまくいきやすい一つの秘訣であると考えます。是非お役に立てれば幸いです!

 

糖質制限と長期的視野

あなたは、食費をどのくらいかけているでしょうか?また、その食事の内容はどんなものでしょうか?そして、その先に「食事内容がいかに自分に影響を与えているか」というのを考えたことはあるでしょうか?

 

もし、あなたが食費にも特に気を配ってない、食事内容もその時々で気が向いたものを食べているから特に気を使っていない。というのなら、「長期的視野」で食事に向き合ってみるというのが一ついいアイデアかなと思っています。

 

食事における短期的視野というのは、例えば、「内容はなんでもいいからとにかく安くて、手軽なものを食べる」や「色んなことで頭が一杯でとても食事に気を使っている余裕なんかない」といった状態でしょうか。

逆に、長期的視野というのは「生きてるうちは元気で居続けたいから普段から食事について気を配っておこう」や「本当に必要な栄養は何か?安く済めばそれでいいのか?」などと考えたりして実践いくことじゃないかな。と思います。

 

ある、データによると収入が低い人ほど食事内容にも気を遣わず、食費にいくらかかっているかもざっくりとしかわかってない。という話もあります。

私が意外だと感じたのは、例えば収入が低い方が特定の食品ばかりに偏ってしまうというのは、家計簿的にも理に適っているのかなと思っておりましたが、(米やパンやファストフードなどの安くて手軽で糖質が多めのもの、腹も膨れやすい)食費にも無頓着で、食べている内容にほとんどきを使っていないところをみると、どうやら「金がないから仕方なく手軽な物ばかり食べてしまう」というわけではないのだな。ということです。このことから分かるのは、彼らが決して節約のために炭水化物などに偏らせているのではなく、単純に惰性でそうなっている可能性が高いということです。

 

確かに、身の回りの人や過去の自分や世の中を考えてみますと、「人生全体の余裕のなさ」と「食生活が滅茶苦茶」というのはある程度リンクしているのかなと感じますので、おそらくそれほど外れていないということなのでしょう。で、そういう人たちに共通するのは、「何事も長期的視野で観てない」ってところが一つの共通項かなと思います。というより正確に言うと「短期的視野」すらなくて単純に日々惰性で生きていて、食事も当然惰性的になっているといったところでしょうか?

 

糖質制限をやる際に必要なのは「短期的視野」でしょうか?それとも「長期的視野」でしょうか?もちろん目的次第でも変わってくるとは思いますが、もし「一時的でなく永続的な変化、成長がしたいなら」断然長期的視野になるかと思われます。当ブログでは、短期的に糖質制限やって「1か月で○○キロ4痩せました!」とかそういうものを目的としているのではなく、糖質制限を通じて、自分を変える力とか生きる力みたいなのを身に着ける、養っていくというのが目的ですので、「長期的視野」を推しています。

(もちろん「○○キロ痩せました!」とか「ウエスト-○○センチ」といった変化が無意味だと言っているのではありません。それらももちろん素晴らしい変化ですが、そこを最終目標にはしません。という意味です。)

 

長期的視野を持って糖質制限を行うとなると、結局は食生活だけ変えればいいや!ということにはならない場合が多いです。人生全体での見直しが必要になってくるということです。それはもちろん、糖質制限を短期的にストイックにやって、数か月で結果を出してそれでやめてしまうよりも、難易度は上がるかと思います。ですが、それを乗り越えた暁には、必ず以前の自分とは変化しているのではないでしょうか?(ちなみに、長期的に糖質制限をするといっても何も一生寿司を喰わないとかそういう極端な話ではありません。糖質との付き合い方を変えるということです。)

これから糖質制限をやってみようかな?という人も今まさに実践中って人も是非この

「長期的視野」をもって自分オリジナルのプランを立ててみてください!

変化は人と比べてではなく「自分の成長度合い」で判断する~糖質制限の経験から語る~

糖質制限でも、ダイエットとして「体重○○キロ減りました!」とか「ウエストが-○○センチ」というような変化は誰もが気にするところだとは思いますが、

変化を観察するときに大事なのは、「人と比べてどうこう」ではなく、「自分の中でどんな変化があったか?」ということです。はたからみれば瑣末で大したことのない変化だとしても自分自身が「これは大きな変化だ!」と感じれればこれ以上のことはありません。逆に常に人と比べることが習慣になっていると、仮に何か成長があったとしても、「まだまだ足りない」とか「あいつには抜かれたくない!」みたいに常に要らぬストレスを感じるようになります。これではいつまでたっても満足感を得ることはありません。

例えば私の糖質制限ダイエットの体験談でいうと、はじめてした糖質制限で実に様々な変化がありました。ざっと列挙してみると、

「コーラ、マック大好き」→「たまにでいいかなー」

「寿司はなくてはならない存在」→「寿司もたまにでいいかなー」

「肉を食うなら米もなきゃダメっしょ!」→「むしろ両方同時に食うのはキツイわー」

「毎日外食とかコンビニ飯食えるひといいなー」→「あの人たちマジで将来健康大丈夫か?」

「日本はコンビニとかスーパーいけば色んな食べ物がすぐに手に入るな。最高!」→「美味しそうなものは大体糖質やな。気をつけよう!」

 以上のような変化が実践前後で起こりました。これって第3者視点では別になんの面白みもない些細な変化ですよね?でも僕本人としては世界観が大きく変わる変化でした。

しかもこれらの変化は気付かないうちに訪れたものでした。後になってふとしたときに気付いたという具合です。

私は、糖質制限を短期的に苦行的に我慢してやるのではなくて、もっと意味ある永続的な変化のためにやっていきたいし、そういうのを広めていきたいと思ってるんですが、

人と比べると中々長期化して習慣化していくのは難しいですし、逆に焦りや不安で即効性のあるものばかりに手を染めがちになってしまいます。だから、その意味でも「自分の成長度合い」で判断するってのが大事ですし、長期的にみると結局その方が成長もするし、何より楽しいです。人間が幸せを感じるのは昨日の自分よりも成長を感じたときだと思うんですよね。だからこの話は、何かと人と比較して自分の存在価値を測りがちな人にはかなり役立つ話なんじゃないかな。と思って書かせていただきました。

 

 

自分で試す姿勢で糖質制限をする。目的ではなくあくまで手段として捉える

1、世の中には、糖質制限が良い、反対に糖質制限が危険という相反する情報がある

2、基本的には、人によって何が正しいかは変わってくる

3、相反する知識にも触れつつ、両方の視点を持って自ら検証していくことが必要となる。そして食事法のみならず人生全体でそれを生かしていく。

 

世の中には「糖質制限が良い」「糖質制限は危険だからやるべきではない」など相反する情報が転がってますよね。あなたが食事法に興味があり、糖質制限をやってみようかな。と思っているところに「危険だからやめなさい」なんて情報をみたら不安になって実践することすら躊躇してしまいますよね。もちろん糖質制限だけでなく他の食事法にも同様に言えることですよね。または実践して間もない頃なんかは、自分がとんでもないことをしてしまった。なんて感じることもあるかもしれませんね。こんな時、果たしてどうすれば良いのでしょうか?

 

基本的には、現代は情報の増え方が尋常ではないので、食事法のみならずあらゆることの情報は相反するものが存在しています。

・運動は健康に良い⇔運動は健康に悪い

・筋トレは体に良い⇔筋トレは体に悪い

・カロリー制限は良い⇔カロリー制限は良くないetc....

など、例を挙げたらきりがありませんがどんな人でも、両方の情報に触れたことは一度はあるでしょう。

我々人間というのは全く同じ生活習慣、環境の中で生きている人はいません。

よってその人に何が効果を発揮するのか、当然ケースバイケースで変わります。

実際に世の中で、運動をしないことで健康がアップする人もいれば運動をして健康度が上がる人もいますよね。ですので、どんなに権威があったり肩書がある人が言ったことであるとしても、自分にそれが適応しているとは限らないのです。そんな中で、情報に一喜一憂するのは少しアホらしいとは思わないでしょうか?

 

糖質制限をやる際もそうですが、自分にとって都合が良くない方の情報にも触れて、両方の視点を持ちつつ、自分で実践していく中で「何が自分に合っているか?」を確かめていく必要があります。そうすることで、自分だけの最高の食事法を見出すことができるようになってくるはずです。(少なくとも最高に近づいてはいくはずです)

そして、これは糖質制限などの食事療法のみならず人生全般において応用できることなのではないでしょうか?「一つの視点だけで物事の良し悪しを判断して、それを盲信すること」というのは我々人間は油断するとついついやってしまいがちになりますが、それは言い換えれば、ある方法や情報に依存している状態ともいえますよね。「絶対に正しいことなどない」という姿勢を持ちつつ、情報や方法論などはあくまでも、より良い何かに向かっていくための「手段」として利用していく。それが一番大事なのではないでしょうか?言うは易く行うは難しですが、それを実現していきたいですよね!

【実践記】8日から14日目 食事量が多すぎた結果・・・

糖質制限を始めて2週間目が終わりました。

今週は収穫というよりも、反省するポイントがありました。

 

体重は64→64キロと、変化がありませんでした。

1週目と同様に、米やパン、麺、甘いスイーツ、ジュースなどは一切

摂取してないのですが、揚げ物をほぼ毎日食べていたのと、餃子を食べていたりもしたので、なんだかんだで結構糖質を摂っていたのかもしれません。

しゃぶしゃぶの食べ放題で限界まで食べたりもしました。

最近食べたもので糖質が多いものは、餃子、コンビニ系の揚げ物、玉ねぎなどでしょうか。さすがに、食事回数が多すぎたのかもしれません。ある日なんかは

付き合いなどで4時間ごとに食事してた日もありました。さすがにこれでは、体重がうまく減ることはないかなと。

ただ、体重は減ってないのですが、ベルトの穴は一つ新しく開けることにはなってましたので、もしかしたら少し痩せたのかもしれません。

 

私は、糖質制限はもちろん余分な脂肪を減らす目的もあるんですが、それはあくまで一つの目的でしかないので、体重が減ってないからと言ってものすごく落ち込むことはないのですが、やはり少しは減っていると思ったので、変化していないと分かった時は

軽い衝撃でした。今後は毎日体重を測っていこうと思います。それと同時に食事量も1日2食以内に抑えていくことも合わせて行っていきます。

 

一方で、糖質をあまり摂らないことによる弊害は今の所感じておりません。

また、最初の頃よりもより一層炭水化物の欲求が減っているので、このまま食事量のコントロールを淡々とやっていけば脂肪は減ってくるだろうと思います。

糖質制限をやる際に注意してほしいのは、糖質も制限してかつ食事量も抑えすぎることです。こうしてしまうと単純に筋肉なども減ってしまいます。なので、食べ過ぎない範囲で最大限食べてください。(身体の声を聴きながら)

 

ちなみに、今まで主食ばかり食べてきて、肉などのいわゆるおかずはあまり食べてこなかった人でも、2週間経つ頃には大分主食を食べないことに対する抵抗はなくなってきていると思われます。最初は肉を多く食べるのがきついのは、腸内細菌が、炭水化物を好んで食べるような環境になっているからです。食べるものが変わってくると、腸内細菌にも変化が出てきて、その結果その食品が食べやすくなります。なので、無理しない範囲で肉を食べ続ければそのうち必ず苦しくなくなってきます。(むしろ逆に肉が普通に食べれるような状態になって頃には、米などがきつく感じてくるようになるはずです。)

糖質制限を本当に成功させたいなら人生全体を改善する必要がある

 

糖質制限を短期間でのみ行う場合は、単純に日々の食事から糖質を減らして

代わりにタンパク質などを摂取するということだけをやっていれば良いのですが、

長期的に継続をしていく。または言い方を変えれば糖質の摂取をコントロールできる状態。(一生食べないということではなく、食べ時を自分で決められる状態)にしていくには、食事以外にも色々と見直していかないといけません。

 

例えば、糖質制限をすると、肉や魚、チーズなどの炭水化物よりも出費のかさむ食材をそれなりに食べることになりますので、人によっては食費が増えることで家計が圧迫されるかもしれません。そんな時に、「金が厳しいから糖質制限はやめとこう」と考えてしまうと、結局以前の状態に戻ってしまいます。本当に成功させるには「糖質制限が継続していけるだけの経済状況をどうやって作ろうか?」と考えるようになると、今までは考えてもなかった、家計のやりくりなどが思いついて、無駄遣いなどが減ったりすることでかえって経済的に楽になったりするかもしれません。

他の例でいうと、テレビ番組を普段から観るのが習慣という方は、テレビではこれでもか!ってくらいグルメ番組が放送されてますので、当然美味しそうな糖質の料理なども目にするわけです。あとはCMなどでマクドナルドのCMをみたことがきっかけで、次の日とかに無性にマックに行きたくなったりした経験はありませんか?これらから考えられるのは、テレビを見ていると、「糖質を食べたい欲」がかなりの頻度で煽られるわけです。お客さんを呼びたいから当然料理の映し方も上手ですので余計です。

糖質制限をある程度の期間やって、糖質を目の前にしても食べたくならない状態になっていれば良いのですが、初期の頃は糖質を欲する状態である場合が多いので、その状態でテレビに映る魅惑のグルメの数々を目にして、糖質を制限し続けることは容易なことではないはずです。従って、「テレビを観る習慣」の是非について考える必要性が発生してくることもあります。もしテレビを一日数時間観るという方にとって視聴をやめるということは結構ライフチェンジングなことではないでしょうか?

もう一つだけ例を挙げると、あなたが成人していて普通にお酒の飲める年齢だとして、

糖質制限をすると当然糖質の含まれる酒類はNGなわけですが、糖質制限を開始する前にあなたが酒をよく飲みに行く人間関係が形成されていた場合、そのまま関係性を維持していれば当然酒を飲みに行く機会が多いままです。「糖質制限してるから酒は控えとくわ」って言って納得してくれるような飲み仲間なら何の問題もないんですが、「なんだよノリが悪いなー」みたいに言われたりすると、飲まざるを得ない状況になったりするととても糖質制限を実践することなんてできませんよね。その場合はやはりそのような人間関係を見直す、改善するということが必要になるんではないでしょうか?

 

 

 

上記では、3つだけ例を挙げさせていただきましたが、要は糖質制限を「本当に成功させたいなら」食生活だけじゃなくて、人生の全然違うパートも見直すことになってくるでしょう。そして、私が考える糖質制限をする本当のメリットとは「糖質制限を通じて、今まで人生で向き合ってこなかった事に向き合うようになることで人生全体を良いスパイラルにしていける可能性がある」ということだと思ってます。糖質というのは、本当に現代人である我々の生活(そして我々の脳に)に深く棲みついているものでもあります。だからこそ、糖質が好きじゃない人なんてほとんどいませんし、多くの人が

糖質を摂取することによってストレスを緩和しようとしたり楽しんだりしようとします。(ちなみに糖質そのものは悪ではありません。)

現代に生きる者にとっては、糖質を制限するというだけでも実に多くの障壁があります。まずは、コンビニや飲食店あるいはテレビやグルメ雑誌や広告などの外部の障壁、そして一番は自分の内側にある、糖質を欲する脳であったりします。当然ながら内部と外部両方変えていかなければ糖質制限を長期化していくのは難しいです。内部の方の障壁に関しては他の記事に書いてますが、今回は外部の障壁について、長々と例を交えて説明させていただきました。こういった視点がないと、自分の意思とは関係ないところで糖質制限が終了しまったりするので非常に大事な視点となります。

 

本気で何らかのために糖質制限を一時的なものではなく、長期的にうまくいかせたいならば、是非、内部の壁と外部の壁の両方を観察し、変えていってみてください!