糖質制限実践記と研究

糖質制限の実践記と調べたことなどを紹介、そして糖質制限を通じて「生きる力」も身に付けていきたいぜ!という人のためのブログ

糖質制限を本当に成功させたいなら人生全体を改善する必要がある

 

糖質制限を短期間でのみ行う場合は、単純に日々の食事から糖質を減らして

代わりにタンパク質などを摂取するということだけをやっていれば良いのですが、

長期的に継続をしていく。または言い方を変えれば糖質の摂取をコントロールできる状態。(一生食べないということではなく、食べ時を自分で決められる状態)にしていくには、食事以外にも色々と見直していかないといけません。

 

例えば、糖質制限をすると、肉や魚、チーズなどの炭水化物よりも出費のかさむ食材をそれなりに食べることになりますので、人によっては食費が増えることで家計が圧迫されるかもしれません。そんな時に、「金が厳しいから糖質制限はやめとこう」と考えてしまうと、結局以前の状態に戻ってしまいます。本当に成功させるには「糖質制限が継続していけるだけの経済状況をどうやって作ろうか?」と考えるようになると、今までは考えてもなかった、家計のやりくりなどが思いついて、無駄遣いなどが減ったりすることでかえって経済的に楽になったりするかもしれません。

他の例でいうと、テレビ番組を普段から観るのが習慣という方は、テレビではこれでもか!ってくらいグルメ番組が放送されてますので、当然美味しそうな糖質の料理なども目にするわけです。あとはCMなどでマクドナルドのCMをみたことがきっかけで、次の日とかに無性にマックに行きたくなったりした経験はありませんか?これらから考えられるのは、テレビを見ていると、「糖質を食べたい欲」がかなりの頻度で煽られるわけです。お客さんを呼びたいから当然料理の映し方も上手ですので余計です。

糖質制限をある程度の期間やって、糖質を目の前にしても食べたくならない状態になっていれば良いのですが、初期の頃は糖質を欲する状態である場合が多いので、その状態でテレビに映る魅惑のグルメの数々を目にして、糖質を制限し続けることは容易なことではないはずです。従って、「テレビを観る習慣」の是非について考える必要性が発生してくることもあります。もしテレビを一日数時間観るという方にとって視聴をやめるということは結構ライフチェンジングなことではないでしょうか?

もう一つだけ例を挙げると、あなたが成人していて普通にお酒の飲める年齢だとして、

糖質制限をすると当然糖質の含まれる酒類はNGなわけですが、糖質制限を開始する前にあなたが酒をよく飲みに行く人間関係が形成されていた場合、そのまま関係性を維持していれば当然酒を飲みに行く機会が多いままです。「糖質制限してるから酒は控えとくわ」って言って納得してくれるような飲み仲間なら何の問題もないんですが、「なんだよノリが悪いなー」みたいに言われたりすると、飲まざるを得ない状況になったりするととても糖質制限を実践することなんてできませんよね。その場合はやはりそのような人間関係を見直す、改善するということが必要になるんではないでしょうか?

 

 

 

上記では、3つだけ例を挙げさせていただきましたが、要は糖質制限を「本当に成功させたいなら」食生活だけじゃなくて、人生の全然違うパートも見直すことになってくるでしょう。そして、私が考える糖質制限をする本当のメリットとは「糖質制限を通じて、今まで人生で向き合ってこなかった事に向き合うようになることで人生全体を良いスパイラルにしていける可能性がある」ということだと思ってます。糖質というのは、本当に現代人である我々の生活(そして我々の脳に)に深く棲みついているものでもあります。だからこそ、糖質が好きじゃない人なんてほとんどいませんし、多くの人が

糖質を摂取することによってストレスを緩和しようとしたり楽しんだりしようとします。(ちなみに糖質そのものは悪ではありません。)

現代に生きる者にとっては、糖質を制限するというだけでも実に多くの障壁があります。まずは、コンビニや飲食店あるいはテレビやグルメ雑誌や広告などの外部の障壁、そして一番は自分の内側にある、糖質を欲する脳であったりします。当然ながら内部と外部両方変えていかなければ糖質制限を長期化していくのは難しいです。内部の方の障壁に関しては他の記事に書いてますが、今回は外部の障壁について、長々と例を交えて説明させていただきました。こういった視点がないと、自分の意思とは関係ないところで糖質制限が終了しまったりするので非常に大事な視点となります。

 

本気で何らかのために糖質制限を一時的なものではなく、長期的にうまくいかせたいならば、是非、内部の壁と外部の壁の両方を観察し、変えていってみてください!